AVC300でPC用キーボードを学習リモコン化
AVC300って何よ
UDPで制御出来る、温度/明度/音声センサ搭載の高性能な学習リモコン。
部屋の照明とやディスプレイとして使ってるTVの制御に使うとすげー便利なので紹介。
日本ソフトウェアプランナーから買えます。
良いとこと悪いとこ
良
悪
- 基板剥き出しの手作り感あふれるデザイン
- 100均とかケース手に入れて自分で穴あけて作ってねってスタンスらしい。
- Webサーバがいまいち
- http経由でアクセスして制御できるものの、ブラウザ開く→アクセス→ログイン→ボタン押す、の手順ってリモコンとしては物凄い面倒なので結局使わなくなる。
- 操作パネルいまいち
- とりあえず使う機能のボタンだけ並べましたーみたいな大雑把感。操作はマウス一択。
じゃあホットキー使えるようにしよう
この品の最もよろしくない点は操作性なので、ホットキーから使えるようにしてカバーするだけで非常に使い勝手が向上します。
純正の制御パネル使う他に、上記のようにUDPパケット作って制御する方法もあります、が、純正の制御パネルをAutohotkeyで操作する手抜き仕様を取ります。メンテし易いので。
ボタンのコントロール番号が以下のようになってるようなので、適宜パネル側に合わせて割り振るだけ。簡単。
例 >!Enter::ControlClick,Button38,AVC300 ; 照明 >!sc073::ControlClick,Button39,AVC300 ; 入力切替 \ Volume_Mute::ControlClick,Button35,AVC300 Alt & Volume_Up::ControlClick,Button36,AVC300 ; 音量+ Alt & Volume_Down::ControlClick,Button37,AVC300 ; 音量-
キーボードから部屋中の機器を制御できるようになりすごい便利。
学習リモコンがPCのキーボードにさらに集約されるイメージ。
ワイヤレステンキーをリモコンとして使う
応用例1。
http://www.microsoft.com/japan/hardware/keyboard/bmk6000.mspx
のうち、抱き合わせで付いてきたテンキー部分を全く使ってないので再利用。
上記のAVC300と組み合わせるとリモコンとして使えます。
単なる学習リモコンでは出来ないこととして「PCの操作にも使える」のがとっても便利。
Bluetoothのおかげで明後日の方向向けてても動くのでベッドサイドとかに置くと良いです。
例 NumpadHome::run,files\iTunes\previous.exe NumpadUp::run,files\iTunes\Next.exe NumpadPgUp::run,files\iTunes\Play_Pause.exe NumpadLeft:: ControlClick,Button37,AVC300 ; 音量- NumpadClear::Up NumpadRight::ControlClick,Button36,AVC300 ; 音量+ NumpadEnd:: Left NumpadDown::Down NumpadPgDn::Right NumpadIns::ControlClick,Button38,AVC300 ; 照明 NumpadDel::ControlClick,Button49,AVC300 ; 電源
PaSoLiと連携してみる
応用例2。
iPhoneにSuica内蔵した時にFeliCaリーダ買ったものの、基本的に使わないときの方が多いのでこれも再利用。
カード認識時に任意のアプリを起動できるFelicaランチャが付属しているので、そこにリモコンの操作スクリプトを登録するだけ。
リーダの上を財布(ICカード入り)のポジションにすることで、帰宅後に装備品を定位置に収めると自動的に照明やらディスプレイやらが動作する仕掛けとして使えます。
本当はエアコンも入れたいけど組み込みの有線タイプなせいで使えないのが惜しいポイント。こういう力技もあるらしいけど…
例 ControlClick,Button38,AVC300 ; 照明 ControlClick,Button49,AVC300 ; 電源 run,files\iTunes\Play_Pause.exe …
もっと流行れ
AVC300、製造元がマイナー極まりない業者とはいえ、便利さの割に驚くほどユーザが少ないのでもっと売れるといいと思う。